築年数が古いリフォーム済みマンションはどう?注意ポイントを解説!

リフォーム済マンションを探していると築30年以上経っている物件も多いのがわかります。
築年数が古いということで条件から外してしまう方もいらっしゃいますが、本当にそれが得策なのでしょうか?
もちろん築年数は古いより新しい方が良いですが、予算や条件によっては古い物件も検討する必要がある方もいらっしゃると思います。
今回は築年数が古いリフォーム済み物件について「築年数は古いマンションは大丈夫?」「検討するときの注意するポイントは?」などの疑問を解決していきます。
この記事を参考にリフォーム済みマンションの購入の参考にしていただければと思います。
築年数が古いマンションは大丈夫?
リフォームで室内が綺麗になっていたとしても、築年数が古いマンションに対して「数年後に建て替えになるのかな?」や「地震が来たときどうしよう」という不安の声を耳にします。
結論からいうと、築年数が古いマンション全てがダメではありません。
まずは寿命に関するデータを確認したいと思います。
2013年国土交通省から発表された資料によると鉄筋コンクリ-ト造建物の物理的寿命を117年と推定されています。
上記データのマンション寿命は、マンションの規模や管理・修繕状況によって変わりますが、築年数が古いマンションでも検討してもよいマンションはあります。
どのようなポイントを注意すれば購入検討できるのか次に紹介します。
築年数が古いマンションのチェックポイント
それでは、チェックポイントを見ていきましょう。
以下の3つを確認しましょう。
・築年数
・修繕状況
・マンション規模
一つずつ解説します。
築年数
築年数は可能な限り新耐震基準のマンションを選びましょう。
新耐震基準というのは、1981年6月建築基準法改正で施行された耐震基準のことです。
1981年6月以降に建築確認を取得したマンションは新耐震基準に該当します。
具体的には、新耐震基準の以降のマンションは、「震度5強程度の地震に対してほとんど損傷が生ずるおそれのないこと」「震度6強〜7に達する程度の自信で倒壊・崩壊するおそれのないこと」と定められております。
まず、新耐震基準のマンションかどうか確認しましょう。
修繕状況
過去の修繕状況も大変重要です。
なぜならメンテナンスをしているかどうかでマンションの寿命が大きく変わるためです。
過去の修繕状況は購入前でも不動産会社を通じて確認することができます。
過去の修繕状況や耐震診断を行なったかどうかなど不動産会社のアドバイスを聞きながら、場合によっては建物状況調査の会社に相談することも検討するとよいでしょう。
マンション規模
マンションの規模によっても耐震性は変わってきます。
同じ構造のマンションで考えた場合、当たり前ですが、高層に比べ低層のマンションの方が地震に強いです。
また、敷地の接地面が少ないマンションより、多いマンションの方が耐震性は上がります。
その点もチェックポイントの一つとして検討しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は築年数が古いリフォーム済マンションについて解説しました。
築年数が古いというだけで条件から外すのはもったいないです。
今回の記事で注意点をしっかり確認し、築年数が古くても安心して購入できるための参考になれば嬉しいです。
林秀治
不動産仲介業歴15年。不動産に関する仕事の傍ら、webライターとしても活動中。