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中古マンションの購入で払う不動産取得税は?

中古マンションの購入で払う不動産取得税は?
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はじめに

この記事では、「中古マンションを買ったら不動産取得税っていう税金がかかるって聞いたけど本当?具体的にどれくらいの税金がかかるの?」という疑問をお持ちの方向けに、中古マンションの購入で払う不動産取得税について税理士が解説します。

 

結論からいうと、中古マンションを取得すると不動産取得税がかかります。建物部分の税額は固定資産課税台帳登録価格の3%で、土地部分は固定資産課税台帳登録価格の1.5%ですが、各種軽減措置によって税額が大きく減る場合もあります。

 

不動産取得税って何?

不動産取得税とは、不動産(土地・建物)の取得に対して課される税金です。その不動産の所在する都道府県が、不動産の取得者に対して課税を行います。

 

不動産取得税の税額は?

 

2024年3月末までに取得した居住用マンションの場合、不動産取得税の税額は次の金額の合計額です(以下、固定資産課税台帳登録価格を「台帳登録価格」と略します)。

 

  • 建物部分 台帳登録価格 × 3%
  • 土地部分 台帳登録価格 ÷ 2 × 3%

 

たとえば、建物部分と土地部分の台帳登録価格がともに1,000万円の中古マンションを取得した場合にかかる不動産取得税の税額は45万円です(建物部分が30万円、土地部分が15万円です)。

 

不動産取得税が安くなることはないの?

 

居住用中古マンションにかかる不動産取得税は、一定の要件を満たせば安くなります。

 

まず建物部分について、平成9年(1997年)4月1日以降に新築されたマンションで、専有部分と専有部分に応じた共有部分の床面積の合計が原則50平米を超える場合は、台帳登録価格から1,200万円を引いた金額に3%を乗じた金額が税額となります。つまり、台帳登録価格が1,200万円以下の場合、建物部分の不動産取得税はかかりません。

 

次に土地部分について、建物部分に減額が適用される場合は、原則の方法により計算した不動産取得税額から、次の金額を控除することができます。

 

  • 土地の台帳登録価格 ÷ 2 ÷ 土地面積 × 住宅面積 × 2 × 3%

 

計算式だけでは分かりづらいので具体的な数字を入れて説明します。土地の台帳登録価格が1,000万円、土地面積が25平米、住宅面積が60平米だとした場合の計算結果は36万円で、原則の方法により計算した不動産取得税の額(15万円)を超えるため、この場合は土地部分の不動産取得税もかかりません。

 

 申告は必要?

 

不動産取得税は賦課課税方式(税額を国や地方公共団体が計算する方式)であるため、所得税のような確定申告をする必要はありませんが、「不動産を取得した旨の申告」を不動産所在地の都道府県税事務所に対して行う必要があります。上記で紹介した不動産取得税の軽減を受ける場合は申告が必要ですのでご注意ください。

 

いつごろ支払うの?

 

都道府県にもよりますが、登記の完了あるいは「不動産を取得した旨の申告」を行ってから概ね4ヶ月から半年後に納付書が送付されてくることが一般的です。納付書に記載された期限までに納付します。

 

まとめ

 

以上、中古マンションの購入で払う不動産取得税について解説しました。

 

  1. 原則は台帳登録価格の3%(土地は1.5%)
  2. 平成9年以降に新築された50平米以上の居住用中古マンションの場合は不動産取得税の軽減を受けられる

 

の2点がこの記事のポイントです。

 

安藤正三(あんどうしょうぞう)

 

税理士事務所代表。個人の税金(所得税や相続税)を得意としています。税金の「困った」を「分かった・助かった」にできるよう日々活動しています。

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