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リノベーションとリフォームって何が違うの?

リノベーションとリフォームって何が違うの?
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はじめに

 

「リノベーション」という言葉が浸透し始めてから20年近くになりますが、「リフォーム」と「リノベーション」というは一体何が違うのでしょうか?

 

 

今回は、この2つの違いについて解説します。

 

①リノベーションとリフォームの違い

 

リノベーションは英語でrenovationと書き、その意味は「改革、刷新」です。住宅においては、既存の建物の設備を刷新したり、間仕切り変更を伴う改修することを意味しています。

 

30年以上前には普及率の低かった食洗機付きのシステムキッチンや、床暖房などの設備を導入して価値を向上させたり、水回りの位置を移動するなど間仕切りを大きく変更するような工事をリノベーションと定義しています。

 

一方、リフォームとは老朽化した設備を新しいものに交換することを意味しており、壁紙や床を貼り替えたり、古くなった旧排水管を交換するといった工事のことを指します。

 

しかし、実はこの2つの違いは市場ではあいまいで、実際には壁紙と床を張り替えただけの部屋に家具や小物を搬入してホームステージングを施し、「リノベーション済みマンション」として販売されているものも多くあります。

 

②リノベーション=格上、リフォーム=格下という誤解

 

間仕切り変更や設備の刷新を伴うことからリノベーション工事はリフォーム工事に比べて規模が大きくなりやすいことが特徴です。

 

そのため、一般の人だけでなく、不動産会社で働く人の中にも多いのが「リノベーション=格上」「リフォーム=格下」という誤解です。

 

「リノベーション済みマンション」は「格上」だから、老朽化した設備は全て刷新されていると誤解している人も多いのですが、実はそうとは限りません。

 

以前の記事【リノベーション済みマンションの賢い選び方~そのマンション、配管交換してますか?~】でもご紹介しましたが、住宅の給排水管には寿命があります。

 

入居後数年で漏水トラブルが起こってしまった!ということを防ぐためにも、築30年程度以上のマンションであれば、床を貼り替える際に給排水管の交換をしてしまった方が効率的です。しかし、給排水管の交換は老朽化した設備を新しくする「リフォーム」にあたり、必ずしも交換済みであるとは限らないのです。(当然、「リフォーム済み」でも交換されているとは限りません。)

 

新築同様に生まれ変わった室内を見て気に入り、工事内容をよく確認せずに購入してしまうと、床下や壁の裏の給排水管は古いままだった、ということもあり得ます。

 

そのため、リノベーション済み物件、リフォーム済み物件を検討する際は、いずれもどのような工事が施されたのかを確認することが非常に重要。

 

大切なことは、老朽化した部分がきちんと刷新されているか、されていないのであれば、その工事には将来どのくらいの費用を要するかを理解した上で検討を進めることです。

 

③まとめ

 

室内は新築同様に見えても、実はそうでない可能性もあるのがリノベーション済み物件です。

リフォームやリノベーションの工事には行政によるチェックがありません。そのため、杜撰な工事が多く見逃されていることも事実。

 

また、施工済み物件の価格には、仕入れ値と工事費に加えて売主業者の利益も乗せられています。

 

施工済みの物件を検討する際は、その工事内容をしっかりと確認し、価格に見合う内容かどうかも見極める必要があります。

 

Misato

 

2002年から関西の不動産会社にて築浅マンションから高経年マンションまで取引を経験。中古+リノベーションでライフスタイルにぴったり合わせた住まいの提案を行ってきました。
現在は名古屋市在住で、不動産ライター歴4年です。

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