便利なディスポーザー、そのメリットと注意点とは

はじめに
ディスポーザーは生ゴミを粉砕して下水に流す設備。近年のマンションに設置されている人気の高い設備です。ゴミの量も抑えられるメリットもありますので、環境に優しいとも言えるでしょう。
さて、中古マンションにはディスポーザーが設置可能な物件もありますが、果たしてどれくらいのメリットがあるのでしょうか。
そこで、ここではディスポーザーのメリットと注意点について解説します。
ディスポーザーのメリット
キッチンは毎日使い、しかも生ゴミが多く出るところ。気持ち良く使用するにはゴミをどうするかが大きなポイントとなります。昔のキッチンでは三角コーナーにゴミを一旦溜めて、後から捨てるのが一般的でした。しかし、これでは匂いが発生したりして、不潔です。
しかし、ディスポーザーを使うならば、この問題は一挙に解決します。
ディスポーザーはキッチンで出る生ゴミを粉砕して流すことが出来ますので、三角コーナーを置く必要がありません。その結果、シンク内を清潔に保ちやすくなるのです。
しかも、シンクを清潔にすると、次の様な効果がキッチンで発生します。
- 掃除が簡単になる
- ぬめり、黒ずみ、カビ、悪臭を抑える
- 害虫発生を防ぐ効果
さて、今のキッチンはLDKが主流。家族が集まる場所となっています。また、時にはお客様の来訪もあることでしょう。ですから、悪臭発生の様なトラブルは避けたい物。ディスポーザーが威力を発揮する時と言えるのです。
ちなみにLDKをスタイリッシュな空間とするためにはキッチンの清潔感が非常に大切です。清潔に保つ上でもディスポーザーは力強いアイテムとなります。
ディスポーザーの注意点について
この様に、ディスポーザーはキッチンを使う上での強い味方…なのですが、やはり万能ではありません。使用にあたっては、やはり注意点があるのです。主な注意点を挙げてみましょう。
- 電気代と水道代が掛かる
- うるさい場合もある
- メンテナンスに費用が掛かる
- なんでも流せる訳では無い
どの条件も重要なのですが、特に注意したいのが「なんでも流せる訳では無い」という点です。ゴミによっては流せない物もあります。主な物は次の通りです。
- 繊維の特に多い物(トウモロコシの皮、バナナの皮など)
- 硬すぎる物(カニの殻、フライドチキンやスペアリブの骨、ホタテ貝や牡蠣の殻など)
- 流れにくい物(卵の殻など)
また、食品のパッケージに使われているビニール袋、多量の油なども流せません。
ディスポーザーはゴミの処理に便利なアイテムなので、ついつい色々な物を流しそうになるかも知れません。しかし、あくまでも「万能のゴミ箱」ではないので強引な使い方はしない様にしましょう。
まとめ
ディスポーザーはキッチンのゴミ処理の上で強力なアイテムであること、そしてメリットと注意点が分かったことと思います。
ディスポーザーは「1回使ったらやめられない」と言う人もいるほど。キッチンにあると劇的に使い勝手が良くなるので、マンションを考える際にはぜひとも検討に入れましょう。
斎藤 信
大手の建材メーカーにて住宅建材の開発に従事。設計から製品化まで、幅広い分野の業務を担当。キャリアは20年。プライベートでは2児の父で味はブログの執筆。