キッチンをより良くするために。ガラストップの魅力について。

はじめに
昔の住宅は居間が生活の中心でしたが、今の住宅はLDKが中心の場合が多いです。そのため、キッチンをスタイリッシュにすることが住空間を良くするポイントと言えます。
さて、ここで挙げるガラストップはキッチンのデザインを決める上で非常に重要な部分。
その特性や注意点などを解説をしたいと思います。
キッチンの天板について
今のキッチンはシステムキッチンが主流です。コンロもビルトイン式になっていて、使いやすさとデザイン性が両立しています。
さて、キッチンの天板はコンロまわりのデザインを決める部分ですが、いくつかの種類があります。
主な物を挙げてみると次の様になります。
- ガラストップ(強化ガラス製の天板)
- ガラスコート(ガラスでホーローをコーティングした天板)
- アルミトップ(アルミ製天板)
- ホーロー (金属素材にガラス質を焼き付けた天板)
この内、ポピュラーな物はガラストップ。
様々な優れた特性を持ちます。
ガラストップの魅力
ガラストップの特徴は、キレイで汚れが落ちやすい点。
また、耐久性に優れ、キレイなままで長い期間使うことが可能です。
ガラスと言うと「熱に弱い素材」といったイメージがあることと思いますが、ガラストップに使われている素材は熱にも強い仕様。700℃を超える様な熱にも耐えることが可能なので、コンロとグリルを同時に使ったとしても大丈夫です。
また、今のガラストップには焦げ付きにくい性質をプラスしている物もあるので、非常に使いやすいです。また、ガラスは薬品にも強い特性があるので洗剤を選びはしますが、使用には問題がありません。
その他にもデザイン性に優れているので、LDKに設置する場合でも、全体の空間を素敵に演出。
よりスタイリッシュなLDKにしてくれます。
ガラストップの使用上の注意点
ガラストップは物質的にも非常に安定しているので、大概のことでは破損はしません。
しかし、大きな衝撃を加えると割れるケースもあります。例えば、中身の入っている大きな鍋をぶつけた場合などです。ちなみに、その場合はメーカーの保障対象外になるので、個別の修理が必要になります。
また、ガラストップは傷付きにも非常に強いのですが、固くて表面がザラザラしている物で強くこすると、傷が入ること稀にがあります。例としては、陶磁器の底の部分。物によってはザラザラしているので、使用にあたっては注意が必要です。
ちなみに、日常の掃除はぬるま湯と中性洗剤で拭くのがおすすめです。金属たわしやナイロンたわし、みがき粉などは向かないので使わない様に注意をしましょう。
まとめ
キッチンのガラストップについて取り上げました。デザイン性が高く魅力あるアイテムである一方で、注意が必要であることが分かったことと思います。
ただ、注意点にさえ気を付けるならば、非常に長い間キレイに使うことは可能です。キッチンリフォームを考える場合には、イチオシのアイテムなので、計画時にはぜひとも検討に入れることをおすすめします。
斎藤 信
大手の建材メーカーにて住宅建材の開発に従事。設計から製品化まで、幅広い分野の業務を担当。キャリアは20年。プライベートでは2児の父で味はブログの執筆。