夢が広がるリフォーム。キッチンの種類変更

はじめに
マンションのリフォームで重要な部分の1つにキッチンがあります。古いマンションと今の物を比べると、今はLDKが主流になり、昔と今ではギャップがあるからです。
そのため、リフォームの際には今の主流の間取り…LDKにするのが良いのですが、今はキッチンの種類が多いため、選ぶのも簡単ではありません。
そこで、ここではキッチンの種類を取り上げ、変更するリフォームについて考えてみましょう。
キッチンにはどんな種類があるか
昔のマンションのキッチンは壁に設置するのが主流。ただ、物件によっては配置を工夫してカウンターを設置、対面式にした物もあったのですが、あまり多くはありませんでした。しかし、今では凝った雰囲気のLDKが流行っていることもあり、様々な種類のキッチンが出ています。
今のキッチンの種類、概略を挙げてみると以下の物があります。
- I型(壁に付けるタイプ)
- L型(壁に付けるコーナー型のタイプ)
- ペニンシュラ型(キッチンの片側が壁に付くタイプ)
- アイランド型(流し台部分が壁から独立するタイプ)
- セパレート型(流し台部分とコンロの部分が別のタイプ)
これらはデザインだけでなく使い勝手が基本的に違います。
例えば、I型やL型…これらは壁に設置させて使うため、リビング側に背中を見せての作業となります。しかし、ペニンシュラ型、アイランド型、セパレート型はリビングの方を見ながら作業が可能。家族との一体感が生まれるなどのメリットも出て来るのです。
楽しいLDKの演出
さて、キッチンの部分のイメージが出来たら、併せて考えたいのがLDKのリビングの部分。特に内装には凝りたい物です。
リビングの内装は、基本的には壁材や床材の変更。昔の物件であれば合板ベースの物が多かったのですが、せっかくリフォームをするならば、天然木を使った床材も考えたいところです。無垢のフロア材などは独特の温かさが演出可能です。
また、壁を凝るのも面白いです。クロスでは無く、漆喰などの塗り壁にすれば、シックな雰囲気になります。
キッチンリフォームの注意点
今のリフォームの技術は非常に高く、マンションの場合はスケルトン化までも可能です。そのため、キッチンの変更も可能ですが、やはり注意が必要です。
注意の必要なのは主に2つ。配管の問題とダクトの問題。
まず配管ですが、特に下水管はスムーズに流すためには傾斜がある程度必要です。その傾斜の確保のために、キッチンの配置には制限が出ることもあります。仮に安易に変更すると流れにくくなりますので、計画時には注意をしましょう。
また、ダクトも注意が必要です。特に壁付のタイプからアイランド型などに変える場合、換気扇の配置も変わるためにダクトの工事が必要となります。しかし、マンションの場合は天井部分に梁がある場合もあり、設置にも制限があることも。やはり計画時には注意が必要です。
まとめ
キッチンの変更について取り上げてみました。キッチンの種類は色々あること、LDKを併せて考えると面白いことなどが分かったことと思います。
その一方でキッチンリフォームには注意点もあり、注意も必要です。ただ、いずれにせよリフォームは素敵な家造りに繋がるので、キッチンを中心としたスタイリッシュな演出はいかがでしょうか。きっと胸が踊ることと思います。
斎藤 信
大手の建材メーカーにて住宅建材の開発に従事。設計から製品化まで、幅広い分野の業務を担当。キャリアは20年。プライベートでは2児の父で味はブログの執筆。