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中古マンションを購入したときにかかる税金は?

中古マンションを購入したときにかかる税金は?
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  1. はじめに

「中古マンションを買いたいけど、新築マンションと比べて税金は高いの?安いの?」という疑問をお持ちの方や、「そもそも中古マンションを買ったらどんな税金がかかるの?」という方向けに、中古マンションを購入したときにかかる税金について税理士が解説します。

 

結論からいうと、平成9年(1997年)4月以降に建ったマンションであれば税金は新築マンションと同じで、中古マンションを購入したときにかかる税金は消費税、不動産取得税、登録免許税、固定資産税です(不動産取得税は東京都の場合で解説します)。

 

  1. 消費税

消費税は、商売をする人(会社や個人事業主)が物を売ったり貸したりするときにかかる税金です。よって、売主が会社や個人事業主でなければ消費税はかかりません。また、「土地には消費税を課税しない」と法律で決まっているので、土地部分に消費税はかかりませんが、建物部分には消費税がかかります。消費税の額は中古マンションの売値のうち建物部分の10%です。

 

消費税の取り扱いを次の表でまとめました。

 

土地部分 建物部分
売主が会社や個人事業主 かからない かかる
売主が上記以外 かからない かからない

 

  1. 不動産取得税

 

不動産取得税は、土地と建物を買った人に課税される税金です。中古マンションは土地部分と建物部分を合わせて買うので、土地と建物の両方に対して不動産取得税が課税されます。

平成9年4月以降に建築されたマンションを住宅用として買ったときにかかる不動産取得税の額は次のとおりです。左は計算式(赤字部分が減額特例です)で、右は具体例です。具体例は土地(40平方メートル)と建物(100平方メートル)の固定資産税評価額をともに1,000万円とした場合にかかる不動産取得税の金額です。

 

計算式 具体例
土地部分 固定資産税評価額の1.5%から※を引いた金額 0万円
建物部分 固定資産税評価額から1,200万円を引いた金額の3% 0万円

※土地1平方メートルあたり価格の半額に住宅の床面積の2倍を乗じた金額の3%

 

平成9年3月以前に建築されたマンションの場合は、建物部分の減額(1,200万円)が少しずつ減ります。建築が平成元年(1989年)4月以降の場合は1,000万円に、昭和60年(1985年)7月以降の場合は450万円に、昭和57年(1982年)1月以降の場合は420万円になり、それ以前に建築された中古マンションは減額を受けられません。

 

なお、赤字で記載した減額特例は、専有部分と共用部分のうち自分の専有部分に対応する部分の面積の合計が50平方メートル未満の中古マンションの場合は受けられません(1DKや1LDKはこれに当てはまる可能性があります)。購入を検討しているマンションが50平方メートル以上かどうか分からないときは、不動産会社の担当に確認するとよいでしょう。

 

  1. 登録免許税

 

購入した自宅用中古マンションを自己名義で登記する場合にかかる登録免許税率は、土地部分が不動産の価格の1.5%、建物部分が0.3%です(期限付きの減額特例適用後の率です)。

 

  1. 固定資産税

 

固定資産税は、1月1日時点で不動産を持っている人に対して1年分が課税されます。不動産取引においては、固定資産税の額を売主と買主で清算することもよくあります。

 

  1. まとめ

 

以上、中古マンションを購入したときにかかる税金について解説しました。

①平成9年4月以降に建った中古マンションにかかる税金は新築マンションと同じ、②中古マンションを購入したときにかかる税金は消費税、不動産取得税、登録免許税、固定資産税がある、という2点が、この記事のポイントです。

 

安藤正三(あんどうしょうぞう)

プロフィール:税理士事務所代表。個人の税金(所得税や相続税)を得意としています。税金の「困った」を「分かった・助かった」にできるよう日々活動しています。

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