リフォーム済の中古マンション(自宅用)を購入するメリットと注意点

最近、リフォーム済の中古マンションはとても人気があります。リフォーム済の中古マンションの魅力はお手頃な値段で、新築のようにきれいな物件が手に入る点です。一方で、購入する際には注意しなければならない点もあります。ここではリフォーム済の中古マンションを購入するメリットと注意点について解説をしていきます。
リフォーム済の中古マンションについて
最近、中古マンションをリフォームして販売するケースが増えています。有名なメーカーが手掛ける物件も増えており、若い世代を中心に注目を集めています。
主なリフォームのポイントとしては、
- 間取り
- 水回り(キッチン、バス、トイレ、洗面所)
- 壁紙やフローリング(畳)
- 照明やコンセント
このようなものがあげられます。
最近では、リフォームではなく、既存の建物に新たな機能を加える「リノベーション」という言い方を使うことも多いです。
リフォーム済の中古マンションのメリットとは
1. お手頃な値段で、新築のようにきれいな物件が手に入る
リフォーム済の中古マンションの一番のメリットはやはり値段です。リフォームで人気の間取りや最新の設備になっている新築のような物件がお手頃な値段で手に入ります。
2. 実際に物件を確認して、購入できる
人気の新築マンションの物件は、モデルルームはあっても、実際に物件を確認できないことがほとんどです。その点、リフォーム済みの中古マンションでしたら、実際に物件を確認して購入することができます。
3.自分でリフォームを手配するより楽
自分で中古マンションを購入してリフォームをすれば、もちろん希望の近い形の部屋が手に入ります。しかし、リフォーム会社の選択、打ち合わせなど、時間も手間もかかってしまいます。その点、今はリフォーム済の中古マンションの数は増えているため、その中から希望に近いものを購入するというのはいい選択と言えるでしょう。
リフォーム済の中古マンションを購入する際の注意点
1. 実際に物件を確認してから、購入する
Webサイトでも部屋の様子は分かりますが、実際に物件を確認して細かい部分をチェックしてから、購入するようにしましょう。特に、実際に部屋を見て感じた印象は大切です。日当たりや眺望、水圧もチェックするようにしましょう。
2. 共有部分もチェックする
部屋はきれいな状態かもしれませんが、共有部分は老朽化が進んでいたり、きれいに使われていなかったりということもあります。物件を見る際には郵便箱、駐輪場、ゴミ捨て場などの共有部分の管理状態もチェックするようにしましょう。
3. 耐震や電気容量の上限がどうなっているか、確認する
古い物件は1981年制定の新しい耐震基準になっていない場合もあります。耐震基準がどうなっているか、古い耐震基準なら耐震補強工事をしているかも確認してください。
また、マンションによっては電気容量の上限が決まっている場合もあるので、この点もチェックしましょう。
まとめ
きれいでお得な物件も多いリフォーム済の中古マンションについて、購入するメリットと注意点について解説をしてきました。しっかり確認して素敵な物件を手に入れてください。
渡辺 あい
一級建築士、宅建士
住宅メーカーで設計業務を経験した後、海外で建築コンサルトとして、プロジェクトに携わる。